GUMI NEWS42

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“デジタル×アナログ” 年賀ムービー制作秘話

年賀ムービーはご覧いただけましたでしょうか?
今回は、年賀ムービーの制作秘話をご紹介いたします。

▲年賀ムービー制作陣(写真左からPM森野、Edit藤波、Dir近藤、PM畠山)

2022年の年賀ムービーは、映像を中心に制作しているクリエイティブ1部のディレクターがそれぞれ企画を出し合い社内コンペを実施。数ある中から近藤ディレクターの企画「クロマキー書初め」が決まりました。
本企画はどのように生まれ、どのように作られたのでしょうか。

“デジタル×アナログ”の映像演出。クロマキー書初め

Dir近藤:お正月というと連想するものがいくつかありますが、会社としてメッセージを伝えるなら“書”との相性が良いだろうと思い、はじめに「書初め」が思い浮かびました。ただ、一般的な書初めではなく「もう少し面白いことができないだろうか」と思い考えついたのが「クロマキー書初め」です。
クロマキー合成と言われる特定の色を他のグラフィックなどに置き換えて合成させるデジタル技術と、書道というアナログを融合させました。今回の書は墨汁ではなく緑色のインクを使用しており、そこにお正月らしいグラフィックを合成しています。

Dir近藤:今回書いた「始動」という文字は「年の始まり」「グミは挑戦し続けるために今年も動き出す」という想いが込められています。2文字ではあるものの画数が多いので、普段できないような面白い構図に挑戦しながら様々なカットを撮影しました。複数のカットがリズミカルに展開するので、映像の最後まで文字の全体図がわからないワクワク感を楽しんでいただけるのではないかと思います。

より躍動感と迫力を。編集の技が光る

Edit藤波:音楽にあわせタイミングやスピードの強弱を意識して編集をしました。様々な構図で撮ったり、ハイスピードで撮ったりと撮影時にも工夫はありましたが、筆の軌跡にあわせて映像を揺らすなどカメラだけでは表現できないことを編集で取り入れています。細かい技を入れることでより映像に躍動感や迫力が生まれました。文字に合成したグラフィックには、お正月らしい和柄や今年の干支などが散りばめられています。何度も映像を見て、色々見つけていただければと思います。

試行錯誤で作り上げた撮影現場

▲グミ本社9Fスタジオ

PM森野:今回はグミの9Fにあるスタジオで撮影を行ったのですが、撮影現場をどう作るかに一番頭を使ったと思います。大きなパフォーマンス用紙と緑のインクを使うという今まで経験したことがない撮影かつ準備期間が短かったため、考えながら進行しました。
映像の画角(16:9)に合わせて紙を立て掛ける必要があり、撮影専用の板を一から作りました。普段の案件では経験しない準備が多かったので、部を越えて色々な人達と協力し撮影に臨むことができました。

PM畠山:グミの良さは社内のコミュニケーションがスムーズに行えることです。
本企画も短期間ではありましたが、社内にディレクター、編集、制作が揃っていたため進行しやすいと感じました。また他のクリエイティブ1部のメンバー、他部署にも協力いただいたおかげで本企画が形になったと思っています。

いかがでしたでしょうか。制作秘話を読んで、また違った楽しみを見つけられるかもしれません。
ぜひご覧ください。

今回は「書」で表現をしましたが、インクを使った表現でしたら本企画を活用することも可能です。
インパクトのあるメッセージ映像や華やかなイベントのオープニング映像などにいかがでしょうか。
ご興味がありましたらぜひご相談ください。

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